【上方芸能な日々 歌舞伎】第二十五回上方歌舞伎会

日ごろは脇役として歌舞伎の舞台を支える役者たちが、上方歌舞伎の伝統継承のために、普段は役が回ってこないであろう主役や大役に挑む「上方歌舞伎会」も、今回で25回を数える。最初は「若手」として参加していた役者も、「ええおっちゃん」の年頃になっているから、その重みや芸の積み重ねを実感する。
指導に当たるのは、我當、秀太郎、仁左衛門の松嶋屋三兄弟ではあるが、鴈治郎や吉弥も指導協力、指導補に名を連ね、上方舞の山村友五郎も振付を担当するなど、上方が総力をあげて上方歌舞伎伝承に力を注ぐ。裏を返せば、出演陣への大いなる期待の表れでもあり、それを満場の観客が後押しするという、非常によい感じの舞台が毎年、披露される。楽しみにしている歌舞伎ファンも多い。

今年は、『双蝶々曲輪日記』が、ほぼ通しで上演される。これは楽しみ。

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leslieyoshi について

在大阪香港永久居民。 頑張らなくていい日々を模索しながら生きています。
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