前回は写真でごまかしたので、今回は感想などを。
国立文楽劇場開場三十周年記念
人形浄瑠璃文楽
平成27年初春公演
『四季寿』、『千本道行』と舞踊モノが2本あって、「え~、そんな殺生な~」と思ったけど、見たらそうでもなかった(笑)。一方で、太夫の聴かせどころってのが、こういう狂言建てになるとグッと減ってしまうのは、浄瑠璃マニアとしては辛いところ。さりとて正月から重厚な通し狂言ではお客はしんどい。なかなか難しいね。
『花競四季寿』(はなくらべしきのことぶき)
万才・海女・関寺小町・鷺娘
呂勢を要に、芳穂、希、靖、咲寿と若くてイキのいい太夫が並び、三味線は清治師匠が手綱を取りながら、宗助、清馗、寛太郎、錦吾と手練に長けたメンバーで。床が華やかなら、人形も関寺小町の文雀師匠を筆頭に、清十郎(鷺娘)、簑二郎(海女)、玉佳(太夫)、才蔵(一輔)で、年初の舞台を彩る。文雀師匠は言う